米国の多国籍企業様のエネルギー関連巨大事業を担う地域副社長

    米国に拠点を置く某企業様はエンジニアリングサービス、消費者および企業向け製品、宇宙航空システムなどの事業を手掛ける多国籍企業でした。同社は、拡大しつつあるエネルギーの垂直統合分野を指揮し、アジア太平洋地域で巨大プロジェクトを推進できる優れた経歴を持つ人材を探していました。

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    米国の多国籍企業様のエネルギー関連巨大事業を担う地域副社長

    The Client

    米国に拠点を置く某企業様はエンジニアリングサービス、消費者および企業向け製品、宇宙航空システムなどの事業を手掛ける多国籍企業でした。同社は、拡大しつつあるエネルギーの垂直統合分野を指揮し、アジア太平洋地域で巨大プロジェクトを推進できる優れた経歴を持つ人材を探していました。

    The Challenge

    この案件にはいくつかの課題がありました。まず関連業界での経験があり、大規模プロジェクトを成功させた実績を持ち、ある程度の地位があり、多文化の環境で就業していた人材を求めていたこと。日本を拠点とし、理想的には大手商社でエネルギーおよびEPC宇宙開発を担当していた年配者を求めていたため、文化的な適合に非常な困難を伴うことが予想されたこと。

    加えて採用チームの主要メンバーにこの市場での雇用経験がほとんどなかったこと、採用までのプロセスが比較的長期であるため候補者リストに持続性が必要だったこと、同社が自社のランク以上の候補者を要望していたこと、さらには同社と候補者間双方の考える報酬体系にミスマッチがあったことです。

    Our Solution

    同社には候補者となりうる対象や雇用条件など、採用プロセスについて固定観念が見受けられたため、まず市場状況をご説明し、市場のデータとその反応に基づき要望が妥当な方向になるよう調整を進めました。

    住友、三井、三菱商事など日本の一流商社出身者を考えておられたため、これらの各商社出身の全候補者を特定・調査したところ、すべての人が退職時に相当額の年金給付を求めており、その額に妥協の余地はないことが分かりました。

    そこで対象を下方に拡大することに同意いただき、高い関心を示した4名の最終候補者を絞ることができました。

    ただ、ここでも退職時の特別優遇措置について双方でミスマッチが発生しましたが、最終的には合意でき、クライアントが気に入る候補者をご紹介できました。

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